あの人はなんで、理解が早いのか?
なぜ私は理解できないのか?
やっぱり才能なのか?
理系出身じゃないからか?
そんなふうに思っっていました。
しかし、一見できるように見える人にも見えていない部分があるのではないか。
そんな仮説からこの記事を書いています。
生存者バイアス。
聞いたこともあるのではないのでしょうか。
よく「バレーをやるから身長が高くなるのではなくて、
高身長だけがプロに残った」みたいな話を学生時代にしたことがあるのではないでしょうか。
(懐かしい。。。)
生存者バイアスとは
何らかの厳しい競争を生き残った成功事例にだけ注目し、
脱落・淘汰された失敗事例を見落としてしまう認知の歪みのことを言います。
戦時中、無事に帰還した戦闘機に対して被弾箇所を補強しようとした軍の話が有名ですね。
※本来は、帰還できなかった機体の被弾箇所をデータ収集して補強するべき
仕事においての生存者バイアス
仕事においても、
同じことが言えると思います。
自分については読み返した回数も詰まった場所もかかった時間も全部見えていて、
他人については理解できた瞬間しか見えていません。
事前の準備、過去に費やした時間、こっそり調べた時間は観測できないのです。
同じ土俵で比べているつもりで、自分側だけ全データ、他人だけハイライトを見ている状態です。
彼らの「結果」だけを見ていて、エラーに詰まって唸っている時間は見えていません。
その人の裏には、見えていない数十時間の沼があります。
因果の論理との切り分け
生存者バイアスはあくまで、
観測の偏りを指摘するものです。
因果の理論とは別物となります。
「認知の歪みがあるかも」までは推測はできても、
では何が本当の原因かという因果については別軸で考える必要があります。
因果は観測が不可能
生まれてからの家庭環境、スポーツ経験、生まれ持った性質、中高での教育、アルバイトなどなど、
色々な要素を想像で推測することはできますが、答えは未知数です。
そもそも独立した要素ではなくて、
家庭環境がスポーツなどの習い事にも影響しているかもしれないし、
そもそも早くにスポーツを経験させるという親の考えは親がどういう教育を受けていたのかなど、
入れ子構造で複雑性を極めます。
ただしそれが一つの答えだと思っています。
決定的な変数がないなら、同様にあなたも単一の変数じゃない
私はITに興味が持てなかったし、、
文系だし、、などなど自分を説明する時には単一の変数で向いていないということを説明したくなりますが、
あなたが他人の成功を単一の成功要因で語れないように、
あなたもまた単一の要因ではいのです。
「地頭」「学歴」「職歴」もそこまで力を持っていないのです。
複雑性を極める変数から、
あなただけの変数の掛け合わせを作ってみてください。
最後に
今回はコラム的な感じで、
IT業界あるあるの「何であの人何でもできるんだよ」
「趣味でやっていて羨ましい」「ITオタク」など羨ましがられる人について感じたことを書いてみました。
確かに好きでやることの方が伸びたり、
集中できたりするのも羨ましいのが本音ですが、
そうじゃない人、いわば「努力型の人」だからこそ気づけること、到達できるところがあると思っています。
努力できるのも才能的な話もありますが、
その議論が起こっているのがまさに答えという気はしますね。
最近はAIに聞けば答えが出る時代ですが、
こういう粗だらけの記事も参考になれば幸いです。

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